投資信託(ファンド)には2種類あり、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」です。
今回は、この二つの違いや特徴についてご紹介していきたいと思います。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、投資成果が想定される市場平均指数に連動するように運用されているファンドの総称のことを言います。株式市場指数・不動産投資信託指数・商品(金など)との連動を目指して運用されているインデックスファンドもあります。
インデックスファンドのメリットとは?
資金流入も増加していて運用純資産が大きくなっているインデックスファンドは、積み立て投資(定時定額投資)にも活用しやすいファンドだとも言えます。
そのため、こう言った様々なインデックスファンドを組み合わせることで、投資家のニーズや相場感に応じた国際分散投資が簡単に実現できます。
インデックスファンドの種類と特徴
インデックスファンドには、インデックス型公募投資とETF(上場企業信託)の2種類があります。ETFとは、証券取引所に上場されているファンドのことで、株式と同様に市場で売買できることが特徴です。
インデックスファンドの一種なので、市場指数にほぼ連動パフォーマンスを提供するが、市場で売買されていることで、短期的には、取引価格とファンドの基準価額に多少ズレが生じるのも特徴です。
一方インデックスファンド型公募投資の価格設定(値洗い)は通常一日一回で、その価格が基準価額として公表されている。
また、取引コストについては、市場で売買されているETFのコストは証券会社によって異なるが、通常は株式の取引コストとほぼ変わりません。
一方運用コスト(信託報酬)はETFの方が投資信託より比較的低いのが一般的です。ただ、最近ではインデックス型公募投信の中で、運用コストをETF並みに抑える動きも見られているようです。
なお、積み立て投資(提示定額投資)には、少額から購入できるインデックス型公募投信の方が適していると言われています。
インデックスファンドを選ぶ時のポイント!
なお、インデックス型公募投信にせよETFにせよ、同種類に投資するファンドを選別するにあたっては次の3つの点を比較検討することが大切だと思っています。
ETFは、ファンドごとに最低取引口数が設定されており、ファンドによっては最低取引金額が10万円を超えるものがあります。また、ETFそのものを自動積み立ての対象としない証券会社がほとんどです。
アクティブファンドとは
インデックスファンドに対して、「アクティブファンド」とは、市場平均指数より優れた投資成果を生み出すように運用されているファンドである。
ただし、銘柄調査や投資判断をアクティブに行うため、受益者(投資家)が運用会社(信託報酬)や販売会社(販売手数料)に支払うコストがインデックスファンドより高額になることが一般的です。
アクティブファンドの「コスト」は、相対的に優れた投資成果を提供してくれる期待を前提に成り立っているためです。そうしたアクティブファンドの前に立ちはだかるのが、「効率的市場仮説」と運用成績の実態です。
効率的市場仮説とは、「株式市場は常に効率的で、好材料も悪材料もほぼ全て株価に織り込み済みである」という考え方です。企業の損益や財務面を調査するファンダメンタルズ分析も、過去のデータを元にしたテクニカル分析も無意味であるとの現代投資理論に基づく考え方です。
この理論は、市場全体に連動を目指す低コストのインデックファンドを活用する「インデックス投資」がもとも公立であるという考え方につながります。
実際投資の専門家とされるファンドマネージャーが運用しているアクティブファンドの多くが、「コスト控除後の長期パフォーマンス」でインデックスファンドに劣っていたとの統計が数多く公表されています。こうしたことからICI(米国投信協会)による調査結果によると、投資資金はアクティブファンドから流出傾向にあり、インデックスファンドやETFに資金が流入していることがわかっています。
投資先進国である米国で、コストがかかる割に運用成績がパッとしないアクティブファンドに見切りをつけ、分かりやすくてコストが低いインデックスファンドに対する評価が高まっていることがわかります。
まとめ

今回、インデックスファンドとアクティブファンドの違いについて説明しました。
読んで貰えばわかる通り、投資の最先端をいく米国でもインデックスファンドの評価がとても高いことがわかりましたね。

シンプルでわかりやすい上に、低コストで運用できるならインデックスファンドで投資信託やってみようかな!!
いかがでしたでしょうか、投資運用のプロが行うアクティブファンドよりも手軽に低コストで運用できるインデックスファンド。
投資をこれから始めてみようかなと思っている方は、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください!
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