
世の中には、たくさん働いても収入がなかなか増えない人や働いていないのに大きな収入を得ている人がいます。
朝から晩まで働いても稼げない人、毎日を好きな場所で過ごし、好きなことや趣味を楽しんでいるのにお金を稼げる人、そこにはどんな違いがあるのでしょうか?
今回は、なぜそういった差が生まれるのかをキャッシュフロークワドラントという言葉を使い、ご説明していきたいと思います。
キャッシュフロークワドラント「ESBI」とは?
キャッシュフロークワドラントという言葉、初めて耳にする方もいらっしゃるかと思います。
意味については、直訳すると
「キャッシュフロー」:お金の動き(収入を得て支出するまでの流れ)
「クワドラント」:円を四分割したもの
という意味があり、つまり「収入を得るための4つのモデル」と言えます。
その4つのモデルの頭文字を取って「ESBI」というわけです。
世の中の収入を得ている人は必ずこの4種類のいずれかに分類されます。
居酒屋でバイトをしている人、会社を経営している人、大企業に勤めている人、不動産収入を得ている人など、どんな人でも必ずいずれかに属していることになります。
お金を稼げるか、稼げないかの違いはこの4つのどこに分類するかによって決まるということです。
それでは、それぞれの特徴についてご紹介していきたいと思います。
Employee(従業員)の特徴
Employeeとは会社などに雇われて給料として収入をえるような働き方のモデルのことを言います。フリーターから大企業や中小企業まで、どこかの会社に雇われて給料を得ている人は全員Eに属しています。
Eに属している人には以下の特徴があります。
【メリット】
- 毎月一定の給料がある
- お金や税金のことは会社がやってくれる
- 社会的信用が高いため、クレカやローンに通りやすい
【デメリット】
- 自分の時間を対価に働いているため、自由な時間が少ない
- 自分の労働力を対価にしているため収入に限界がある
- 人生の主導権が自分ではなく会社にある
Self employee(自営業)の特徴
Self employeeとは会社に雇われて働く人ではなく、個人でサービスを提供し収入を得ているような働き方のモデルの人のことを言います。
Sに属している人には以下の特徴があります。
【メリット】
- 人生の主導権が自分にある
- 自分の好きなことや能力を能力を活かすことが出来る
- 働く時間を自由に選べる
【デメリット】
- 自分の時間を対価に働いているため、自由な時間が少ない
- 自分の労働力を対価にしているため収入に限界がある
- 収入が不安定だとクレカやローンに通らないことがある
- お金や税金のことは自分でやらないといけない
Business owner(ビジネスオーナー)の特徴
Business ownerとは自分のビジネスを所有する人のことを言います。
例えばコンビニや飲食店のオーナーなど、基本的には自分が現場に行かずとも成り立つビジネスの権利を持っている働き方のモデルの人のことを言います。
Bに属している人たちには以下の特徴があります。
【メリット】
- 自由な時間がある
- 権利収入がある
- 人生の主導権が自分にある
【デメリット】
- 仕組みをしっかりと作り上げないと利益が出る保証がない
- お金や税金に関することは自分でやらないといけない
investor(投資家)の特徴
投資といってもさまざまな投資があり、株、不動産、為替、債券などに投資することで収入を得る人のことを言います。
基本的にお金を使い、自分以外のあらゆるものの力を使い収入を得る働き方のモデルの人たちのことを言います。
Iに属している人たちには以下の特徴があります。
【メリット】
- 自由な時間がある
- 権利収入がある
- 人生の主導権が自分にある
【デメリット】
- 元本保証がないものがほとんどである
- 最初は勉強が必要なため楽に稼げない
- お金や税金に関することは自分でやらないといけない
労働収入と権利収入の違いを理解しよう
ESBIには決定的な違いがあります。
それは、ESが労働収入に対し、BIは権利収入です。細かくいうと自力か他力かの違いです。
それでは、それぞれの違いについて解説していきます。
労働収入
本人がプレイヤーとなって働くことです。あなた自身の時間と労力を対価としてお金を稼ぐため時間がなくなる上に、収入は働いた分しかもらえません。
また、本人が体調を崩したりした場合、収入がなくなるリスクがあります。
権利収入
本人がプレイヤーとして働くのではなく、他人の力を活用してお金を稼ぎます。もちろん仕組みを構築するためにお金と時間がかかりますが、仕組みさえできあがればあとは何もしなくても収入が入ってくる仕組みのことです。
現在労働人口全体のうち約95%が労働収入で生計を立てていて、残りの5%程の人たちが権利収入で生計を立てていると言われています。安定した収入を得つつ、めんどくさいことは会社に任せていきたいという人は、労働収入で生きればいいですが、もし莫大な収入と自由な時間を手に入れたいのであれば、権利収入を目指さなければ実現はほぼ不可能です。
E→S→B→Iの順番でステップアップしていこう
あなたが起業家として生きていく先に投資家も視野に入れて考えているようでしたらE→S→B→Iの順番を守ることをお勧めします。
E→S
まずはEとして会社に雇われながらも自分でビジネスを持ちましょう。会社員をしながらそのビジネス一本でも生活くらい稼げるようになったらSの自営業として独立してもいいですね。ここでの注意は、自分のビジネスに集中するために、安定した収入の目処が立っていないのに今会社を辞めることはお勧めできません。
ちなみに私は現在、ここで奮闘中です😁!!
S→B
Sとして働き、あなたのビジネスで稼ぐことが出来るようになってきたら次はノウハウを継承していくことを意識しましょう。ビジネスオーナーは自分自身が働かなくても自動的に売り上げを出す仕組みを作る必要があります。そこで、あなたのスキルや技術を継承することで、どんどん自分の生活が楽になります。
B→I
Bとして働き、資金が増えてきたらそこで初めて投資を意識するといいです。
ここで注意して欲しいことがあります。
まとめ
今回のブログを読んでみてどう思いましたか?ESBIについての理解を深め、みなさんの働き方の参考になったらいいなと思います。
ESBIどの働き方が正解不正解はありませんが、今回のブログでみなさんがこれからどのような働き方・どのような生き方をしていきたいかに気づくことができるきっかけになれたらと思います!
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